結論
エイブルキャリーのデイリープラスは、シンプルで機能的なミニマルを体現したようなx-pac素材のバックパックです。
「無重力バックパック」と呼ばれる独自のAフレーム構造により、かなり軽く感じられ、自立性も高いのが特徴。
21Lの十分な容量を持ち、荷物収納時に内部が膨らむ設計ながら、日常使いに適したサイズ感を実現しています。
- x-pac(ヨットの帆と同じ素材)で頑丈
- 自立性が高く倒れにくい
- Aフレーム構造で重量の体感がかなり軽い
- シークレットポケットなどセキュリティ製が高い
- ストラップの収納でよりスタイリッシュにできる
- デイリープラス独自の設計による快適な背負い心地
- 21Lの収納力で日常使いに最適
- フォルムを保つため荷物は内側に膨らんでいく
- PCの取り出し時、少し引っ掛かりを感じる
\ 14日間返品無料! /
・四角いバックパックは好きじゃない
・オンオフ問わず使いたい
・自立してほしい
・荷物が少ないと形が崩れるのが嫌
こんなワガママを満たすバックパックを探してようやく出会ったのが「無重力バックパック」ことABLECARRYのDaily Plusです。
ミニマリストのシンディーです!
所有するものは大好きなものだけに限定しています。
SNSやYouTubeで一気に見るようになったので「インフルエンサーマーケティングかな?」と少し疑いつつ使い始めてみました。
2023年10月に購入してからずっと愛用している筆者が正直にレビューします!
ABLECARRY Daily Plus|スペック
香港発のバックパックブランド「ABLECARRY」の「Daily Backpack」がレベルアップしたのが今回レビューする「Daily Plus」です。
同ブランドの「Max Backpack」がCarry Award ⅨでBest carry on Bagに選ばれましたが、Daily Plusは更にタウンユースに落とし込んだ製品というイメージ。
Daily Plusのスペック
サイズ | 49cm×29cm×19c(高さ×幅×奥行き) |
容量 | 21L |
重さ | 1210g |
素材 | X-PAC VX21(Black) |
色 | Black、Coyote Blown、NavyBlue、Olive Green ※Coyote Blownはオンライン限定 |
重量を分散する「A-Frame構造」
デイリープラスの特徴的な構造が「A-Frame構造」です。
ストラップが底面まで伸びて「A」の形となって下から支え、荷物の重量を分散してくれます。
このおかげでデイリープラスを背負うと、まるで下から持ち上げられているような軽い背負い心地になります。
通常のバックパックと比べて体感的にかなり軽く感じられます。
もちろん、完全に無重力というわけではないですが、明らかに他のバックパックとは異なる軽さを実感できるはず。
耐久性と防水性に優れる素材「x-pac」
エイブルキャリーのバックパックの特徴的な素材である「x-pac」はヨットの帆に使われる高性能な素材です。
ダイヤ柄が特徴的ですが、遠くから見れば無地に見えます。
近くで見れば模様が視認できる程度なので、柄物とは感じませんよ。
また、触るとパキパキした質感があって型崩れしにくいのが特徴ですね。
デイリープラスの裏地は耐久性に優れたリップストップナイロンとナイロンストレッチ素材が仕様されています。
これによりバッグ全体の耐久性が向上しています。
自立もしやすい!
耐水性について
デイリープラスにはDWRコーティング(耐久性のある撥水加工)が施されていますが「完全防水」ではありません。
メンテナンスでは撥水スプレーと防水スプレーどちらをかけたほうがいいかAblecarry社に問い合わせてみました。
ご質問いただいた使用スプレーの件ですが、どちらをお使いいただいても構いません。
問い合わせメールより
弊社のバックパックにはすべてDWRコーティングが施されておりますが、使っていくうちに効果の弱まりが感じられた場合は用途に合わせて撥水・防水スプレーで補強していただければと思います(X-Pac、コーデュラ問わず)。
表面を濡らしたくない場合は撥水スプレー、内部への浸水を防ぎたい場合は防水スプレーを選ぶといいでしょう。
実際バイクで何度も雨に濡れましたが浸水は1度もありません!
X-pacとcorduraリップストップナイロンの比較
デイリープラスはcorduraのリップストップナイロンを使用したバージョンもあります。
※オンラインでは取り扱っていないようです
どっちが良いかは個人の好みですが、以下に素材の特徴を比較しておきました。
特性 | X-Pac | リップストップナイロン |
---|---|---|
耐久性 | 非常に耐久性が高い | 高いが、X-Pacほどではない |
防水性 | 高い防水性を持つ | 通常は防水性がない ※コーティングされている場合がある |
重量 | 軽量 | 軽量 |
強度と引き裂き抵抗 | 高い | 非常に高い |
柔軟性 | 硬め(形が綺麗) | 柔らかい(中身が無いと潰れる) |
コスト | 高価 | 比較的安価 |
外観とデザイン | うっすら見えるダイヤ柄が特徴 | カジュアルなイメージ |
手入れのしやすさ | 防汚性もあり手入れが簡単 | 手入れがやや難しい場合がある |
素材の特徴を比較するとx-pacは耐水性と剛性に優れ、リップストップナイロンは柔軟性と摩擦体制に優れています。
21Lの充実した収納力
デイリープラスは21Lと十分な収納力があります。
メインコンパートメントは中がライトグレーで視認性が良いですね。
ガバっと開くので必要なものをすぐに取り出しやすいです。
内側には16インチまで対応のPCスリーブとストレッチ素材のタブレットスリーブがありデバイスを分けて収納できます。
スリーブは底に付かない仕様になっているため、衝撃からも守ってくれます。
隅っこの細い隙間はペンを入れるのにちょうど良いサイズで、細かい収納も配慮されていますね。
表側にはジップ付きポケットもあり、収納力は十分です。
写真では分かりにくいですが、ジップは斜めになっていてガバッと開きやすい工夫が施されています。
公式から画像をお借りするとパンパンにした収納イメージは以下の通り。
ABLECARRY Daily Plus|ディテール
ジップ
デイリープラスのジップは止水仕様ですが、通常の止水ジップにありがちな硬さもなく、スムーズに上げ下げできます。
タブは耐久性の高いハイパロンゴム製で、指をひっかけるとめちゃくちゃ快適に開閉できます。
ハンドルはパッド入りで、しっかり形を保ってますがガチガチに固定はされていない、絶妙な柔らかさです。
僕はハンドルにクリッパを付けてますが、随所に対荷重性のあるアタッチメントループも付いてます。
カラビナ等を使えばより自分好みにカスタムできます。
フロントポケット
フロントポケットはかなり大きくスペースが確保されていますね。
それでいて外観を損なわないスタイリッシュさを両立しています。
ストレッチポケットとジップ付きのポケットも付いて内部でも仕分け可能。
よく取り出すアイテムはフロントポケットに、それ以外はメインコンパートメントに収納するのがオススメです。
僕はストレッチポケットに財布、ジップポケットにイヤホンや香水のアトマイザーを入れています。
ボトルポケット
ボトルポケットは500mlくらいまでのタンブラーや折り畳み傘が収納可能で、小物類の収納にもいい感じ。
例えば小さい三脚を入れて写真のグレードをアップするのもいいですね。
隠しポケット
前作から進化し、フラップがついたことでセキュリティ性がUPしています。
紛失・盗難の際にも役に立ちそうです。
内臓パット収納部にも実は指が入る程度のポケットがあり、AirTagなどを入れるならココが1番バレにくいでしょう。(悪用厳禁!)
他にもジップを1番下まで閉めた時にループの下に通すことで開けにくくなるなど、荷物を守る工夫が沢山。
海外旅行行くとき絶対使う。
ストラップがパタつかない
デイリープラスはストラップを締めた時に余った部分がパタつかないようにまとめられます。
チェストサポートもハーネス内に収納できるのでブラブラするものがなく、スマートさがUPします。
ボトムスやパーカーみたく、紐が長いとカジュアルさを感じやすいだって!
背面クッション
背面クッションは腹筋みたいな形状。
溝があることで背中の接触面積が減り、通気性を高めています。
メッシュ素材なので熱を逃がしやすいうえ、自立しやすさにも一役かっている優秀なクッションです。
ABLECARRY Daily Plus|注意点
デイリープラスは素敵なバックパックですが、いくつか注意点があります。
荷物を入れると中が狭くなっていく
エイブルキャリーのバックパックは荷物を入れると内部を圧迫していきます。
ても綺麗な形を保つために内部を圧迫していく仕様になっています。
メインコンパートメントがパンパンだと、他のポケットも使いづらくなる可能性があります。
中が狭くなるんだったらもう少し容量が欲しいな…
容量で安心したいならこちら
PCを取り出すときにひっかかりを感じる
PCスリーブからPCを取り出す時、上部にPCが引っかかることがあります。
1か月も使うと慣れるので、ヒョイと避けてあげれば問題ないですが、気になる人はいるかも?
PCの飛び出し、濡れ防止として作られているんでしょうね。
タブレットスリーブは大きいサイズは厳しい
タブレットスリーブはipad mini ならご覧の通りカバーを付けていてもスッポリ入ります。
後ろにPCが入っていても余裕です。
ipad proくらいの大きなタブレットだと窮屈に感じるかもしれませんし「ケース付きだと入らない」というお声もあるようです。
100%自立ではない
自立しやすいDaily Plusですが、自立をウリにしてはいません。
メインコンパートメントの荷物が少なく、フロントポケットに荷物が多いと前に倒れることもあります。
ちょうど1ヶ月経った頃に、やけに自立しなくなったような気がして「仕様?なんか対応策ある?」という旨の問い合わせをしました。
返答内容の一部
自立性につきましてはむしろ逆で、Aフレームサポートを優先し設計されているためにバッグの底面を完璧に平らにすることができず、弊社商品では自立性をうたっておりません。
本体の形が型崩れしないようがっしりとした作りをしているため、比較的自立しやすいのだと拝察いたします。
バッグを自立させて使いたいというお客様にはバッグの底へ重く平らなものを詰めていただくことをお勧めしております。
問い合わせメールより
ということで「Aフレーム構造を採用したから完璧に自立しない」ということのようです。
おそらく平らなお弁当とかが入ってれば自立しやすくなるでしょう。
またPCやタブレットがスリーブに入っているかどうかでも、自立しやすさは変わりそうですね。
すごく丁寧な対応でした!
Daily Plusを30代男性ミニマリストが使用した感想
まず背負い心地は凄く良い。
ミステリーランチやアークテリクスなども背負ってきましたが、その中でも一番軽く感じます。
荷物の取り出しも簡単で、左のストラップを外せばフロントポケットに簡単にアクセスできます。
デザインについては本当に満足で、主張しすぎずシンプル過ぎない作りで所有欲が満たされます。
普段僕が入れている荷物が入っていても、帰りにスーパーに寄って買ったものを入れるくらいの余裕はあります。
普段から持ち歩いているもの
- 財布
- 常備薬
- イヤホン
- ipad mini6
- タンブラー
- PC(15インチ)
- ハンドクリーム
- 香水アトマイザー
- ガジェットポーチ
- ベースブレッド2袋(昼食)
購入は公式サイトをオススメする理由
エイブルキャリーのバックパックはBEAMSやCollectorsの一部店舗、楽天にも少しだけ取り扱いがあります。
ただ購入は公式サイトが圧倒的にオススメです。
オススメの理由
- 送料・関税無料
- 14日間返品無料
- ポーチなどのオマケが付く可能性がある
- 商品の永久保証が公式サイトか店舗のb8taのみ(初期不良によるもの)
製品は香港から発送され、約1週間ほどで届きます。
おまけに14日間は使用していても、タグが付いていれば無料で返品可能です。
タグが付いたままじゃ試しに使えないじゃん!
切らなくても外せるから再度取り付けできるよ!
あとはタイミングによって特典がついてくること。
僕が購入した時はバックパックと同じx-pac製の「stash pouch」(3,850円)が付いてきました。
キャンペーンなので、開催していなかったり製品が違ったりしますが、もし公式サイト閲覧中に広告が出てくれば大チャンスです。
色も選べて使いやすい。
まとめ:毎日のテンションが少し上がり、ストレスが少し減る素敵なアイテム
ABLECARRYのDaily Plusをレビューしていきました。
僕の感想としては「シンプルの中に沢山の工夫がある、まさにミニマルなバックパック」です。
日々の荷物の重さのストレスから少しだけ解放され、使う喜びを感じられるアイテムです。
14日まではどの商品も返品可能なので、気になったら試してみてはいかがでしょうか。
\ 使っても14日間は返品無料! /
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