本が好きだけど、部屋はスッキリさせたいんだよなあ。
でもふとした時に読みたいから手放すのはちょっと…
今ある本を読み切る前でも本屋で良い本があると、つい買っちゃって本の数が増えちゃうことってありますよね。
仕事のスキルアップのために買った本も、本当に自分にそのスキルが染み付いたのか不安で手放せず気づけば本が溜まっていく…
そんな中で出会ったのが電子書籍化サービス。僕の場合は評判が良かったスキャンピーでした。
ミニマリストのシンディーです。
人生のバイブルとなる本以外は読んだら売ったり譲ったりしていました!
本記事では、本の増殖に悩んでいた僕が実際にサービスを使ったレビューや紙の本を電子化した読み心地を解説していきます。
利用の流れや口コミも載せましたので、最後まで読んでいただけると電子書籍サービスのことがしっかり理解できますよ。
電子書籍化サービスを試してみたかった
持ってる本を電子書籍にするサービスって知ってはいたし、興味はあったんです。
なぜなら、近所に人気の本も安く売ってる中古の本屋があるおかげで、自然と紙の本が増えちゃったから。
その中には人生のバイブルとまでは言えないけど、また読みたいなって本もあったんですよね。
そんな時にスキャンピーさんから「持ってる本、電子書籍化してみませんか?」ってお声掛け頂いたのが良いきっかけになりました。
持っている本を電子化するメリット・デメリットを考えてみた
本に書き込みするタイプの人は結構メリット大きいですね。
Kindleでもメモをリンクして同じようなことができるけど、メモ書きも含めてそのままPDF化してるのは視覚的に分かりやすいと思います。
そのメリットを含めて価格に見合ってるか?ってところが大事なポイント。
スキャンピーとは?
料金
スキャンピーの料金体系を以下の表にまとめました。
内容 | 料金 | |
---|---|---|
基本料金 | ①1~300ページの本 ②301ページ以上の本(ページ数無制限) | ①88円/冊 ②176円/冊 |
納期プラン | ①特急便(2日納期) ②7日便(7日納期) ③通常便(25日納期〜) | ①+110円/冊 ②+55円/冊 ③+追加料金なし |
カラースキャン | ①おまかせ便、表紙のみカラー、フルカラー ②パーフェクトスキャン(ページ毎に最適なカラー設定) | ①55円/冊 ②110円/冊 |
OCR処理 | 文字検索が可能になる | 88円/冊 |
各電子書籍端末最適化(ipad.Kindleなど) | 各端末で読みとれるファイル形式 | 88円/冊 |
バリューパック | ページ数無制限、フルカラースキャン、OCR処理、ファイル名変更(10冊以上の注文から利用可能) | 231円/冊 |
バリューパックがコスパ良すぎです。
僕は電子化を予定していた本が8冊ほどだったので、中古で100円の読みたい本を2つ買ってバリューパックの利用条件を満たしました。
スキャンピーの口コミ
スキャンピーを利用したX(Twitter)での口コミも載せておきます。
スキャンピーでの書籍の電子化作業が完了😀
— やす@ずーっとサイドFIRE (@rokuryou1218) October 17, 2024
▼現状での使い方と雑感
・読み上げ機能で聴く際は、iPadで
純正のブックアプリを使用
書籍の概要把握には問題なし
・レシピ本はMacのブックアプリで
見開き2ページで使用
カラー品質は良好
・一般的に目次機能はないため、… pic.twitter.com/uD3GB2K6Iv
スキャンピー使って家にある技術書をOCR + 電子書籍化してもらった
— スイ (@Suntory_N_Water) August 18, 2024
電子化したものをGoodNotes5とかに取り込むと、検索もできるし落書きもできるからかなり良い
オライリーの本は電子書籍化されてなかったり「家にある紙の本邪魔だな…」ってなってきたから良いかも pic.twitter.com/Pk2HB5wPBV
ショパンのエチュードを電子楽譜にしました!アルバムは電子書籍で販売していないので、紙の楽譜をスキャン。スキャン代行のスキャンピーを使ったら、こんなにキレイに楽譜を取り込めました✨ pic.twitter.com/yjeDgcZhe4
— いしし@電子楽譜マスター (@isisi_piano) October 27, 2024
そこでスキャンピーですよ
— 葉月@YouTube『はづ旅!!』 (@kamikitahaduki) August 15, 2019
もう実物で持ってるけどわざわざKindleで買いたくないなってやつを全部これで電子書籍化しましたhttps://t.co/rbaeMwCF4h
古い本はKindleよりも中古で安いんですよね。そして電子化されて無いのも有るし、自炊代行サービスは良いかも。
— 天眼石 (@7SPS1) December 28, 2023
RT @scan_b_ 【RTで3冊無料!】1冊80円の書籍スキャン代行スキャンピーです!このツイートをRTで基本料金3冊まで無料です。お試しにどうぞ♪ https://t.co/vqctUBLIaC @scan_b_より
嘘くさくなるのでネガティブな口コミも載せておこうと思ったんですが、満足されている方ばかりでした…!
利用の流れ
好きな方法で発送します。ネコポスでもいいし、大量なら宅急便でもいい。
送料は依頼者負担なのでできるだけ安価な方法で送りましょう。
大阪店、東京本店が近い方は持ち込みでもOK!
本が届き、料金を計算したらメールで請求書が届きます。
納期は通常便であれば25日以上かかります。
本の納期はもし通知された期日よりも遅れたら、20%〜50%が返金されます。
請求書が問題なければ料金を振込みます。
データがPDFで送られてきます。
スキャンピーは書類の保証期間が30日と比較的長くて、データもゆっくり確認できます。
実際いくらかかった?
筆者は本を10冊バリューパックを使って電子書籍化し、料金は4,290円でした。
筆者のメニュー
- バリューパック(231円/冊)
- フルカラースキャン(バリューパックなので無料)
- OCR処理(バリューパックなので無料)
- 特急便(2日以内納品。110円/冊)
- Kindle Paperwhite最適化(88円/冊)
オプション盛り盛りにしたので、Kindle Paperwhite最適化や特急便を通常便にするなどすれば2,000円くらいは安くなります。
本1.5冊分の料金でここまでできるのは安い…!
電子化した本の読み方
納品されたデータは「Sidebooks」というアプリでの閲覧をオススメされます。
Kindleとか楽天koboで読めないの?
読める!けどちょっとだけ見づらい。
スキャンの品質は?
スキャンの品質はめちゃくちゃ綺麗です!
Kindleで電子書籍を買った時と遜色なくよむことができます。
依頼から納品までかかった日数
筆者は一番早い特急便(入金から2日以内)で注文しました。
- 10月24日:バリューパックで10冊依頼(Kindle端末オプション含む)
- 10月30日:請求金額確定&即日入金&入金確認連絡
- 10月31日:PDFはファイル納品
金額が確定するまでは実際に本が届く日数などもあるので、かかった期間は6日ほど。
ただ、それ以降は爆速でさすが特急便という感じでした!
特急でも全てが完結するまで、1週間程度はかかると思ってよさそうです。
PDFで読むときの注意点
注意点は「Kindleのアプリでは読みにくい」ということ。
KindleアプリにPDFデータを読み込むと、表紙が表示されません。
また、本によっては「ファイルのサイズが上限の50MBを超えています」と言われて表示できないこともあります。
おまけに、本とページめくりの向きが逆になってることもあって凄く気持ち悪い。
- PDFをPCにダウンロードしてUSBで接続してKindle端末に直接転送
- PDFをPCにダウンロードしてSidebooksで開く
色々やった結果、このどちらかが読みやすいです。
目次は出ない
残念ながらどの閲覧方法でも目次は出ません。
OCR処理をすれば文字は検索できるので、目次一覧のページで検索する方法で代用できます。
同期しない
Kindle端末にインストールした場合は、アプリを経由してないのでスマホでKindleを開いても続きから読めません。
というよりスマホのKindleアプリにはファイルさえ入っていません。
アプリに読み込む形にすれば同期はできますが…
表紙がでなかったりページめくりが逆だったり色々とストレスを感じるかもしれません。
スキャンピーの惜しいポイント
手順書のなかに1番最初にオススメされる方法として「Apple端末にitunesを使用して転送する方法」が紹介されてます。
ただ、2024年時点でmacのitunesってもう無いんですよね。
ならばと思って「ブック」アプリに転送してみたら、これまたページめくりが逆でして…
windowsでitunesを使う人用の手順のようです。
もう少し説明がほしいところ…!
ミニマリスト視点での電子書籍の活用方法
筆者はミニマリストなのであまり多くの物を持たず、本も例外ではありません。
それでも手元に置いておきたい本や手放すのを悩む本があります。
そこで以下のような本を電子書籍にすることにしました。
電子書籍化する本の基準
- 手放したくないけど頻繁には読まない本
- 時々振り返って確認したくなる学習本や参考書
- 表紙がギラギラしてインテリアに合わない本
それぞれ解説していきますね。
手放したくないけど頻繁には読まない本
これはお守りのような本というか、定期的に価値観を確認したくなる本です。
「なんか自己啓発本ばっかり本棚に並んでて恥ずかしい…」と思う人もこの方法で持っておくといいかもしれません。
時々振り返って確認したくなる学習本や参考書
これは主に仕事で使うときの本ですね。
要は「あれどうするんだっけ?」という場面で辞書的な使い方ができる本です。
こういう本は手元でパラパラっと確認できるのもいいですが、サイズが大きくなりがちなので…
特にカラーやOCR処理(文字認識)が超オススメな分類ですね。
表紙がギラギラしててインテリアに合わない本
「本の表紙ごときでインテリアが崩れるなんて…」と思うかもしれません。
しかし、例えば白やグレーを貴重とした優しい風合いのインテリアの中に以下の本が並べてあったらどうでしょう。
表紙のビスケット・オリバがインテリアの調和を全て破壊していきます。
とはいえこの本は大変有益な自重トレーニングの名著。
実際に筆者も所有していました。(電子書籍化しました…!)
こういう有益だけどちょっと本棚に並べるのは…という本も電子書籍化の対象としてオススメです。
「見せ筋より実用的な筋肉が欲しい」という方は是非お買い求めください!
まとめ
電子書籍化サービスのスキャンピーについて解説していきました。
- 本は気付けば増えてる(特に古本買う人)
- 多くの人が持っておきたい本もあるし、手放すには悩む本がある
- スキャンピーはスピーディーかつ綺麗な状態で本をPDFにしてくれる電子書籍化サービス
- オプションでフルカラーにしたり文字検索できるようにしたりできる
- あくまでPDF化。Kindle本とは痒いところに手が届かない時もある
- スキルアップのための本やギラついた表紙の本の電子化がオススメ
- 紙の本やKindle本と合わせて使うといい感じ!
今回スキャンピーで紙の本を電子化する体験をしたことで、本の所有の新たな方法を開拓できました。
自分の生活に合うか最終的なところは自分でやってみないと分かりません。
まずは1冊からでも試してみるといいかもしれませんね!
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