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30代で持ち家を手放したミニマリストの売却活動を網羅的に解説

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悩みマン

若くして家を買って、30代で更に売るなんて大丈夫?
信用に傷がついたりしない?

大丈夫、理由さえしっかりしてれば問題ありません。

シンディー

ミニマリストのシンディーです。
5年間住んだ新築マンションを売却して賃貸生活に戻りました!

本記事では30代のミニマリスト×非ミニマリストの妻子で構成される家庭が新築マンションを売却した話を備忘録がてら解説しています。

人生で何回もあることではないので、筆者が感じた損しないためのポイントも紹介しています。

それでは早速見ていきましょう!

目次

家を売ることにした経緯

まず、家を売った理由は「もっと自由にお金を使いたかったから」です。

綺麗で快適な家に住むことより、家族でいろんな体験をすることの方が大事に思えてきたんですよね。

とはいえ、売却してローンが残ってしまうなら目的とはズレます。

悩んだ末、相見積もりで1番高く売ってくれそうな業種を探すことにしました。

シンディー

一括査定はかなり苦手意識があったので苦渋の決断でした…!

家族の意見は?

我が家はミニマリスト×非ミニマリストの家庭で、日頃からお互いの意思確認が普通の家庭以上に大事です。

話し合った結果、基本的な価値観は一緒で「ステージに応じて住む家も変えられる方がいい」という結論になりました。

相見積もりで資料請求

相見積もりは「評判の悪い不動産は自動的に排除されていく仕組み」のを使って頼みました。

これで悪徳業者に捕まる可能性を下げられます。

ただ、僕は電話が嫌いなので「まず見積もりだけ送ってくれ」とメッセージを添えて依頼しました。

すると、どうでしょう。

めちゃくちゃ速攻で電話がかかってきました。笑

後から確認しましたが、イエウールでは査定依頼の連絡方法を指定できないとなっています。
お守り程度にメッセージを添えてもいいでしょうが、電話もかかってくると思ったほうがいいです。

シンディー

どこに依頼するかは自分で選べるから手間が発生するのは最初だけですね。

どれくらい見積もり額が違う?

見積もり額は業者によって全然違います。

その差、最大500万円。

ただ最も見積もり額が高いところを選べばいいというわけでもありません。

理由は、後で値下げ交渉してくることがあるから。

最初は売るつもりのない高値で提案し、時間が経てば「少し値下げして様子を見ましょう」等と言って、結局安くするパターンです。

ここで1度ストップして、半年くらい考えました。

実際に売却活動を始めたきっかけ

半年経って、家族で話し合った結果、やっぱり売却活動を進めていくことにしました。実際に行動を始めた理由は

売却活動を勧めた理由

  • 5年未満は譲渡税が高いから
  • 固定資産税の減額が無くなる時期になってきたから

この2つがスタートを切る良い機会になりました。

譲渡税は所有5年で額が全然違う

マイホームの売却はマイホーム特別控除という3000万円まで税金を控除できる制度があるので、心配無用だと後で分かりました。
参考までに。

譲渡税は売却益に対して所有5年以上なら約20%・5年以下なら約40%の税金がかかります

仮に100万円の利益が出たとして、5年以上所有していれば20万円、5年未満なら40万円持っていかれます…

新築マンションは固定資産税が5年間半額

新築で居住するなら戸建てで3年、マンションの場合5年の間、固定資産税が半額になります。

シンディー

僕の場合は減税が終わってしまうと、月にして5,000円の支出が増える計算…

ローン支払いが加速しているわけでもないので、賃貸でいう家賃が5,000円UPしたという感覚です。

そんな中で半年間、毎月不動産の売買事情を送ってきてくれた地場の会社が1社だけあったので、そこでお世話になることに決めました。

毎月丁寧に送ってきてくれたメール

一般媒介契約を選んだ理由

仲介業者との契約は3つタイプから選びます。

仲介業者との契約タイプ

契約種類特徴メリットデメリット
一般媒介契約複数の業者に売却活動をしてもらうタイプ適正価格が分かりやすく、ぼったくりに合いにくい業者は成約できないと利益がないので活動が消極的になりがち
専任媒介契約売却活動を1社に任せる。自分で売却先を見つけてきてもいい売却活動の負担が減る手数料の両手取りのために情報を操作する業者が一定数いる
専属専任契約売却活動も相手も全て1社に任せる比較的早く売れやすい自分で売り先を見つけても仲介手数料が発生する

不動産会社の利益の中心は仲介手数料ですが、物件売買の時には「買う人」と「売る人」から3%+6万円ずつ手数料がもらえます。

1つの業者が買い手と売り手の両方を見つけて手数料をダブルでとれることを「両手取り」と言います。

我が家は人気エリアの物件で物件数もウチだけだったので、売れやすいと判断し一般媒介契約を選びました。

3社に登録して売却開始のはずが…

1社目と一般媒介で契約した時、我が家のマンションが過去にどこの業者経由でいくらでいつ売れたのか、全て見せてくれました。

シンディー

ここまで知れたら適正価格ほぼ分かったのでは…?

そう思いましたが「仲介は3社くらいと契約する」と言っておきました。

一般媒介は快く受けてくれて、頼む業者のアドバイスもくれました。

3社でしたら地場の不動産2社と大手1社くらいにすると相場感が分かリますよ!

アドバイス通りのバランスで契約していこうと思ったのですが…1社目の時点で問い合わせが殺到。

この調子で3社と契約するのはスケジュール的に無理だと判断し、最初の1社だけで進めることにしました。

理想は複数社で契約したい

最初に甘い話で契約を誘ってくる業者もいます。

  • 査定で高値を提示したあと契約後に値下げ交渉してくる
  • 「仲介手数料を無料にします」等言ってくる

仲介手数料は業者の貴重な利益です。

片手取りを狙っているとしても「他でリターンが得られるのかな?」と考えたほうがいいかもしれません。

シンディー

怪しいと感じたところは早めに切っちゃうべきだと感じました

売り出し価格は?

売り出し価格は結論から言えば、購入価格+300万円ほど。

駅近の新築マンションを購入していたことや、物価上昇のタイミングが合ったので利益が見込めました。

購入時に「ベッドタウンの駅近マンションだから売ったり貸したりできるかも」というのを理由の1つにしたのが正解でした。

内見対応は必須

売り出し始めると担当が内見のアポを確認してくれるので対応していきます。

それぞれ担当が違うお客様なのでスタッフも色んな者が来ます

シンディー

本当に毎回違うスタッフさんでしたね

他人が家の中に入るのは良い気持ちではないですが、買う側の立場になってみれば内見対応一択です。

ミニマリスト×非ミニマリストの生活が幸いして、スッキリ感と程よい生活感が入居後の生活を想像してもらいやすくて好感を持たれた印象でした。

内見夫婦の母

あら素敵!奥さんが片付け上手なのね〜!

シンディー

そ、そうなんですよ!(僕です)

1日の内見回数の目安

内見は多い時でければ1日に3件ほど。

広さにもよりますが3LDKでも1件は10〜20分程度で終わります。

担当さんに頼んで時間はバラつかないように固め、午前中は対応に充てて午後はしっかり休みを満喫しました。

結構気疲れするから無理はしないこと。

内見時の買主の反応について

個人の感想ですが、夫婦のうち1人でも反応が微妙なら買いません。

そのうえで収納、ご近所問題、周辺環境、ゴミ捨てなど具体的な質問が多いとより確率UP。

親と一緒に来てたら買わないと思っていいです。
親は子供のために超慎重なので、大体止めます。
ローン審査まで進めてくれた方もいましたが、最終的に親に止められたようです…

2回目の内見にこられたら大チャンス

2回目の内見にきたら購入確率はかなり高く、僕の場合はここで決まりました。

売り出して最初の頃に観に来られた方が、色々回った末に我が家に決めてくれたようです。

2回目の時、収納の少なさを心配していましたがミニマリズム全開の解説で納得していただけました。

シンディー

収納があることでモノは増えます。
僕は整理収納アドバイザーの知識がありますが、収納が少ないことで厳選する丁寧な暮らしができると思うんです。

申し込み→価格交渉

めでたく購入の申し込みが来たら、価格交渉タイムです。

買付証明書というものを提出してきますが、売買契約書とは別物です。

要は「〇〇円で買いたいよ!」という申込書。

だいたい多少値切ってくるので、売り出し価格はココを前提に少し高めに出しておくのが良いですね。

大幅な値下げはマナー違反ですが、数千万円の物件なら100万円程度は値下げ交渉してくると思っていいです。

シンディー

我が家は端数の80万円を値引きしてキリよく、ということで無事合意をいただきました。

手付金は現金で若干テンションが上がる

書類にサインする時は同時に手付金の支払いがあって、仲介業者が渡してくれます。

封筒にパンパンに諭吉達が詰まっているので「ウホッ///」と心の声が漏れないように要注意です。

(賃貸にする場合)次の家探し

正式に売却が進み始めたら、今度は自分の次の家を探さないといけません。

次が賃貸の場合あまり早く決めすぎても、手付金放棄でキャンセルが出た時に賃貸契約もキャンセルしないといけません。

放棄の期限が過ぎた後に契約するくらいがちょうどいいですね。

シンディー

次も分譲にする人は、恐らくこの段階で次の目星は付いてるでしょうね

賃貸探しこそ複数業者

賃貸の物件探しは必ず複数業者で見積もり比較したほうが良いです。

持ち家売却と違い、オンライン対応にすればいちいち会う必要もありません。

3社にお願いしましたが、物件を決めるまでに店舗に行ったのは1回のみ。

残りはすべてLINEでやり取りしました。

ローン一括返済の手続き

売却益でローンを残一括返済するために銀行とのやり取りが必要になります。

他にも抵当権の抹消など色々やることはあるんですが、仲介業者が司法書士を手配してくれるのでそこまで大変ではないです。

この時、売主・買主・銀行などが集まって手続きを行うことが多いみたいですが、僕の場合はネットと個別で銀行に行く対応でOKになりました。

印紙や手数料など、なんだかんだ数万円の手数料がかかります。

管理会社に手数料振込み

全ての手続きが済んだら後は振込を待つのみ!

振り込まれると家計簿アプリが大変なことになります。

小さ〜いエリアが毎月の給与所得…

仲介業者からは「振込までにできれば手数料をお支払い頂きたいです」と言われましたが…

手続きが完了していないのに売却益の手数料を払うのは筋が通ってないと思ったのでお断り。

振込を確認したあとに迅速にお支払いしました。

売却益が振り込まれる口座はローン口座限定になる

貯金口座にしているネット銀行に振り込んでほしかったのですが、売却益の振込は抵当権抹消のためにローンを組んだ銀行口座になるようです。

大金なので、後日銀行窓口で振込するという手間が発生したのが少し残念なポイント。

シンディー

仲介業者への振込と同時にやれば1回で済みます!

その他の注意事項

ここから売却までの流れを補足する注意事項を解説していきます。

興味があるものだけ読んでみてください。

次の家の条件は先に決めておく

売却が決まったら大体3ヶ月くらいを目処に家を出ることになります。

働きながら物件を探して内見して…なんてやってるとあっという間に過ぎるので、事前準備はめちゃくちゃ大事です。

決めておきたいポイント

  • 家賃
  • 間取り
  • エリア
  • 譲れないポイント(都市ガス、ウォシュレットなど)

それでも「もう少し待ったら良い物件があるかも…」なんて気持ちにもなるので、家族でしっかりヴィジョンを固めておくと良いです。

持ち家→賃貸は警戒されやすい

僕の場合30代で持家を売却したこともあってか、賃貸の申込時に管理会社に「持家の売却理由は?」と聞かれました。

家賃滞納などのリスク管理のため「ローンが払えなくなったのでは?」と警戒されたんだと思います。

ネガティブな理由でなければ大丈夫なんですが、返答に時間がかかったこともあり少し嫌な気分になりました。

ネットの見積もりはどれだけアテになる?

時々「ネットで簡単見積もり」というサービスを見かけませんか?

「申込みに繋げるためにかなり高値で出るんじゃないかな…」なんて思いながらやってみました。

結果はなんと、実際の売却価格より1,000万以上低い価格が提示されました。

シンディー

予想には反しましたが結局「あまりアテにならない」という結論は同じでした。

まとめ

ミニマリスト×非ミニマリスト家庭の持ち家売却活動を解説していきました。

ざっくりまとめると以下のようになります。

持ち家売却活動まとめ

  • マイホーム売却なら売却益は控除の対象にできる
  • 売却活動は一般媒介契約で複数業者に任せるのがオススメ
  • 提示価格が高いから良い業者とは限らない
  • 問い合わせが沢山あっても売却まで半年はかかった
  • 内見対応は絶対やったほうが良い
  • 内見は夫婦どちらも積極的でないと買わない
  • 親が来てたら望み薄
  • 売却後手続きは業者がほぼ手配してくれる
  • 仲介手数料以外にも取られる手数料がある
  • 次の家が賃貸の場合はかなり忙しくなる

なお、一括見積もりサービスはでお願いしました。

僕の売却活動がなにか少しでも参考になれば幸いです。

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